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箱庭療法

こころのなかに渦巻くさまざまな感情や問題は、すべてが上手く言葉にできるとは限りません。上手く言葉にならないからこそ、ご自身で適切に対応したり、相手から理解を得たりことが難しく、一層モヤモヤしてしまうこともあるでしょう。

箱庭療法は、砂の入った箱の中にミニチュアの玩具を置いたり、砂を形づくったりして、自由に、さまざまなものの一場面や世界、イメージを表現する心理療法の手法です。

言葉では、しっくりと表現できないような、こころのなかの“何か”が、箱の中という定められたスペースやミニチュアを用いることによって映し出され、それが橋渡しとなり、ご自身のこころの理解につながってゆきます。

また、箱庭療法に取り組む間は、セラピスト(心理士)がその表現の過程を見守り、一緒にその世界を味わいます。こ自分一人だけではなく、その世界をセラピストと共有する中で、ひとりでは気づきづらい自分自身のこころのあり方への理解が広がります。

さらに箱庭療法では、砂に触る感覚そのものが緊張をほぐし目の前の作業に没頭するような普段とは違った時間を体験します。そのことが一種の治療的な効果となることが期待できます。

言葉による表現が、年齢的に、また本人の発達特性のため難しい児童にとって有効な治療法ですが、それだけではなく成人から高齢者まで、誰でも取り組める治療法であり、そのこともこの治療のメリットです。

箱庭療法は、完全に予約による治療となりますので、この治療では、保険診療にかかるご負担とは別に、予約料として1回50分の設定で5000円いただいております。

ご本人が抱えている問題やその方の問題となっている心理的状態に対する適切なアプローチは、年齢、病状や状態、本人の特性によって異なります。当院では、言葉による心理療法(カウンセリング)、遊びによる心理療法(プレイセラピー)、箱庭療法といった治療ができるように準備をしております。担当医師もしくは心理士の見立てのもと必要な心理療法をご提案いたします。またこうした治療のご要望があれば、医師あるいは当院スタッフにお声掛けください。

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