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プレイセラピー

児童思春期の成長過程にある子どもは、年齢が下がれば下がるほど、言葉で自分の内面を語ることが難しく、さらに発達障害がある子どもたちでは尚更、自分の内面に起きていること、感情、情動、何かしでかした時の心の動きなど言葉で表に出すことは非常に難しいものです。そのため周りの大人も子どもの気持ちに沿った対応ができず、大人の論理で解釈し大人の一方的な思いを押し付けることになってしまいがちです。

子どもは、遊び(プレイ)を通して自分の思いを表現し、生き生きとした生産的な交流を図り、いろいろなことを覚え成長していきます。心理士との間で、面と向かって言葉でやりとりする代わりに、心理士と同じ空間で遊びを通した関わりの中で、表現されるものの中に、その子どもの苦悩や感情、人との関わり方が浮かび上がってきます。そのやり取りの中で今まで表に出せなかった思いが遊びを通じて安全な形で出していくことできるようになり、そして心理士がその表現されているものキャッチし、本人が受け取りやすい形でその受け取ったものを伝え返していきます。これを繰り返していくことが、滞っていた大切な人や環境との関わりをより良いものに転換していくステップとなっていきます。

こうしたプレイセラピーは、効果には個人差がありますが、困っている行動やあり方、症状を減弱させるように成長を促していく取り組みです。
当院では、プレイセラピーができるように、クリニック内にプレイルームを設置しました。

プレイセラピーは、完全に予約による治療となりますので、この治療に関しては、保険診療でかかるご負担とは別に、予約料として、1回50分の設定で5000円をいただいています。

対象年齢は、病態によって多少前後しますが、概ね小学生まで(病気の特性によっては、中学生まで拡大)としています。プレイセラピーを希望される場合は、主治医とご相談ください。必要な方には、主治医の方からも提案させていただくことがあります。

 

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